鳥の治療

ただ今鳥専門の獣医師は、産休明けで復帰し、育児をしながら鳥さんの診療を行っております。
それに伴い、診療時間が変更になっております。
ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞよろしくお願い致します。

当院では、動物病院でも数少ない小鳥の専門科を併設しております。愛鳥の病気や健康診断や飼育相談などお気軽にご相談下さい。
鳥類と哺乳類は解剖学的にも生理学的にもかなり異なっております。また、具合が悪かったとしてもギリギリまで症状を隠そうとする生き物でもあります。なので、早期発見・早期治療と共に日頃からの予防がとても大事です。日常からよく観察していると小さなサインを出しています。
最近下痢をしている、痩せてきたな、食欲がないな、元気がないな、吐き気があるな、声がへんだな、お腹が大きくなったな、ケージからでてこないな・・・などなど何かいつもと違うな?と思ったら様子をみずにまず動物病院にいらして下さい。

当院では、糞便検査・そのう検査など外部検査機関との連携により、血液や糞便などの検体からオウム類の嘴‐羽毛病(PBFD)・セキセイインコのヒナ病(BFD)・アデノウイルス感染症・ヘルペスウイルス感染症・クラミジア症(オウム病)・マイコプラズマ病・サルモネラ症・鳥抗酸菌症・ボルデテラ感染症・ヘリコバクター感染症・カンジダ症・アスペルギルス症・クリプトコッカス症などの遺伝子検査を行っております。

特に、オウム病は人にも感染する可能性のある人獣共通感染症です。オウム・インコ類に限らず様々な鳥類に感染する可能性がありますので定期的な検査をおすすめします。

じっくりと時間をかけた診察を行っておりますので、予約制を基本としております。

当院で出来る検査

糞便検査・そのう液検査・雌雄判別・感染症検査・血液検査・レントゲン検査・超音波検査など、さまざまな検査を行う事ができます。

お連れになる時のポイント

出来るだけ、いつもお世話をしている方がお連れになってください。
具合が悪く、体を膨らませて寒がっている場合はキッチンペーパーをひいたプラスチックケースなどにホッカイロを側面に貼って保温しながらいらして下さい。温度計も入れていらっしゃると温度が確認できるのでより安心です。お水はこぼれないように少量か、もしくはお野菜などを入れて工夫するとよいです。
元気な鳥さんの場合は、初回はケージごと連れてきて頂けるとより詳しく生活環境を把握することが出来ますのでオススメしております。その際、特別なお掃除は特に必要ありません。

診療対象鳥種

○オウム目
・セキセイインコ・オカメインコ・ラブバード類(コザクラインコ・ボタンインコなど)
・サザナミインコ・マメルリハインコ・オキナインコ・ロリキート類(ゴシキセイガイインコ・ヒインコなど)
・パラキート類(アキクサインコ・ナナクサインコなど)
・コニュア類(コガネメキシコインコ・ナナイロメキシコインコ・ホオミドリアカオウロコインコなど)
・シロハラインコ類(シロハラインコ・ズグロシロハラインコ)
・ホンセイインコ類(ワカケホンセイインコ・ダルマインコなど)
・ピオナス類(アケボノインコ・ドウバネインコ・スミレインコなど)
・ハネナガインコ類(クロクモインコ・ネズミガシラハネナガインコなど)
・ヨウム・オオハナインコ・ボウシインコ類(アオボウシインコ・キビタイボウシインコなど)
・コンゴウインコ類・バタン類(モモイロインコ・キバタン・オオバタン・ソロモンオウム・アカビタイムジオウム・タイハクオウムなど)など

○スズメ目(ブンチョウ・ジュウシマツ・カナリア・キンカチョウ・コキンチョウ・カノコスズメなどのフィンチ類やキュウカンチョウなど)

○キジ目(ニワトリ・ウズラなど)

○ハト目(ウスユキバト・ジュズカケバトなど)

○カモ目(アヒル・ガチョウ・アイガモなど)

その他の鳥類につきましてはお気軽にご相談下さい。